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日野原重明先生の生きかた上手
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平和とは究極の愛の姿。 キング牧師は身をもって、 そのことを示しました。

日野原先生が、アメリカに留学したのは終戦6年後の1951年。南部の街、アトランタの大学でした。アトランタに着いて驚いたのは、どこに行っても黒人と白人が分けられていたことでした。
バスでは黒人は後部座席にしか座れず、白人が増えれば黒人が席を譲らなければならないという、徹底的な差別に「自由の国アメリカなのに」と思ったそうです。

 

――マーティン・ルーサー・キング牧師が生まれ育ったのは、そうした環境でした。ちょうど私が留学したときマーティンは22歳。北部の神学校で牧師になる勉強をしていたことになります。
私が目撃したような差別への不満は日に日に増しており、マーティンも、牧師の立場から黒人が国民として当たり前の権利を獲得することを決心していたはずです。
55年、モントゴメリーという街でローザ・パークスという婦人が、バスの中で席を立たず、逮捕されるという事件が起きました。この事件をきっかけに黒人たちは、バス・ボイコット運動、つまりバスに乗らず、歩くか車を使って移動する運動を始めました。それを組織し、指導したのがキング牧師でした――。

日野原先生
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