いきいき編集長からの手紙【5】

 秋晴れの日曜日、美しい夕暮れのあと、このメールをお届けしようと机に向かっています。惜しみなく、たっぷりと注がれる秋の日差しに雲、この季節の空の様子には、ほかの季節と違って「ありがたい」と感じます。みなさまのところは、どんな空模様だったでしょうか。「いきいき」編集長の片寄斗史子です。1週間、時間がうまく合わず、メールをお休みさせていただきました。お許しください。

 まずは、年をとっても意欲を失うことはないのだということから。いろいろな方にお会いしたり本を読んだりして、意欲というものは、自然に湧いたり減ったりするものではないということに気がついたのです。年齢や状況によって変化するものでもなく、いつだって自分のなかにつくりだしていくものなのだということなのですね。だから、自分で意識してものごとにとりかかったり考えたりしなければ、ついつい「面倒くさい」とか「いやだなあ」と通りすぎてしまうのではないでしょうか。そうなってしまうと再び意欲をと思っても、それは大変なこと。そこで、何事も意識して臨むことが肝心、というわけです。

 このあいだ、新秋という言葉を見つけました。新春はなじみのある言葉ですが、秋にも新がある、私にはとても新鮮でした。秋の訪れを感じて心地よい思いになるだけでなく、そこで気持ちを切り換えてものごとに取り組む。意欲とはそういうものだと感じたのです。いい心持ちでとどまらず、何かを知るだけにとどまらず、では、と一歩進む、そういうふうに意識しようと、この新秋に思いました。それが年月とともに習慣になるように。

 最後になりました。みなさまからの返信、楽しく読ませていただいています。そのなかからのお話も、いずれ。では、今度は、きっと来週に。よい明日を。


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