いきいき編集長からの手紙【6】

 新しい週がはじまりました。「いきいき」編集長の片寄です。今週は、もう11月。あたたかな冬のはじまりですね。

 通勤途中のご近所の庭や街路樹が、冬に備えて枝を切られています。このあいだ、その切れ端をいただいて部屋に飾りました。花もいいですが、葉っぱを飾るのも室内がすがすがしくなっていいものです。樹木によっては、細いワイヤーでしばって輪をつくり、木の枝だけのリースを、しばし。目に青々しく気持ちのいいものです。

 お勤めをしていらっしゃる方は、そろそろ仕事を終えられるころでしょうか。週のはじめは、ちょっと疲れを感じたりして、「よし、明日からだ」なんて、先送りするタイプと、そこをいまのうちにやれるところまでと取りかかるタイプと、どうやら大きく2つに分けられるようですね。私はといえば、残念ながら、前者のタイプのようです。それも優柔不断でぐずぐずしてしまう。いいわけをすると、ああいうふうがいいかな、こういうふうかなと楽しんでしまうのですね。それでも若いころは追い上げがききましたが、このごろはそうもいかず、「すぐやるのだぞ」と、わが身と心に対話を繰り返しています。先手必勝の言葉どおり、あとになればなるほど、詫びたり資料をひっくり返したり余計なことをしなければならないということにも、いい加減、気づくわけです。

 だからといって、「時間をケチらず」というのも言い聞かせていること。ものごとは、どうやら、ある時間をへて、どんなものも時間をかけることで一定の実りを得ることができるようになっていると感じるからです。手間隙をかける、意味ですね。

 截金師(きりかねし)で人間国宝の江里佐代子さんの訃報に、多くの方から驚きとご冥福を祈るメールがありました。先週の土曜日、10月27日に葬儀が行われました。ご冥福をお祈りいたします。では、また。


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